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繊維ニュース 2023.(令和5年)7月21日㈮ 
 
再生ウール混生地広がる
瀧定名古屋
海外企業に好評、製品展開も
 
瀧定名古屋(名古屋市中区)が廃棄衣料から再生したウールを使い、
他素材と複合した生地「リニュール」の訴求が広がりを見せている。
今月上旬に開かれた国際的な服飾関連見本市
「プルミエール・ヴィジョン(PV)・パリ24-25秋冬」展に出展し、欧米企業から好評だった。
リニュール使いの製品を訴求する動きも進める。
 
リニュールは国内で回収したセーターなどを色ごとに仕分け後、
付属品を外して反毛・紡績を施した糸を使い生地にする。
尾州で培われたウールを再生する技術を生かした取り組みを長年にわたり継続。
一昨年から環境配慮とファッション性、ウールが持つ機能を複合してブランディングを開始し、
展開色は58種類を数える。
ウール以外にカシミヤの再生も行う。
 
国内でのセレクト系アパレル企業やデザイナーズブランド向けの採用事例が増えている中、
海外企業への訴求にも注力する。
今回のPVが環境配慮や再生原料を訴求するテーマを設けたこともあり、
リニュールとの親和性が高まった。
ビーバーやボアをはじめ30種類以上の生地を出展し、欧米企業から高い評価を受けた。
具体的な販売に向けた案件に発展している。
 
生地販売以外に、製品の展開も進んでいる。
昨年9月末から名古屋市内の商業施設や百貨店で期間限定店を出店。
カーディガンやプルオーバーといったアパレルに加えて、ブランケットも販売した。
ブランケットは本格志向のアウトドア用品をそろえる企業で採用された。
 
現在、ファッションを学ぶ専門学校や3Dソフトを扱う企業との産学連帯による協業も進行中だ。
マーケティング戦略室・紳士服地企画課の永川晴美マーケターは
尾州が培った再生ウールの高度な色の再現技術とともに、意匠性もアピールしたい」と話す。