KICS DOCUMENT.ディレクター武石佳南子さんと行くRE:NEWOOL®工場見学 Part2
今回は反毛工場です。
廃棄衣料仕分け会社で色分けされたセーター類が送られる、少し離れた反毛工場へ移動です。
反毛になる材料は定期券の半分ぐらいのサイズにカットされてから特殊な専用油をかけて2日間寝かされた後、
反毛機でワタ状に解されます。
ガーネット反毛機には細かく針が並んだシートが巻かれたローラーが回転していて、
その針に引っかかった生地が引っ張られて最小単位の繊維レベルにまで解されていく。
工場の中はシリンダーが動くガシャガシャという音で会話が聞こえないほどです。
反毛後には、ほわほわのワタ状になります。右の写真のように薄いシート状になって流れ出てきます。
写真ではお菓子工場の小麦粉を練ったものみたいに見えますが、これはウールのワタなんです。
反毛工場で出来たワタは紡績工場へ送られて糸になります。
Part3へ続く